20年前のロレックスの買取相場は?高く売れる理由を紹介

「20年前のロレックスは高価買取できるの?」

「どのモデルが高値で売れるの?」

20年前のロレックスは、状態が良く付属品が揃っていれば、購入時の価格を大きく上回る買取が期待できます。

例えば、2003年に80万円で購入したデイトナは、現在300万円以上で取引されています。

今回は、「20年前のロレックスが高価買取できる理由」や「高値で売れるモデル」、さらに「高く売るためのコツ」について詳しく解説していきます。

ロレックスの売却を検討している方は、ぜひ参考にしてください。

目次

20年前のロレックスも高価買取が狙える

20年前のロレックスでも、状態が良く付属品がそろっていれば、購入時の価格と同等かそれ以上での買取が期待できます。

なぜなら、世界的なロレックスの需要増加により、中古市場での価格が年々上昇しているためです。

特にスポーツモデルは、20年以上経過していても当時の定価以上で取引されることが多くなっています。

具体例として、2003年に80万円程度で購入されたデイトナは現在300万円以上で取引されております。

ただし、高価買取を実現するためには、保証書や箱などの付属品の保管や、適切なメンテナンスが重要になります。

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20年前のロレックスが高く売れる理由

20年前のロレックスが高額で売れる「4つの理由」をご紹介します。

耐久性と品質の高さ

ロレックスは50年以上にわたって使い続けることができる、耐久性があります。

ロレックスは、904Lステンレススチールを採用しており、一般的な時計に使用される316Lステンレスと比べて、耐腐食性が格段に優れており、長期間使用しても美しい輝きを保ち続けることができます。

また、定期的なメンテナンスさえ行えば、世代を超えて受け継ぐことができます。

さらに、防水性能も非常に高く、日常生活での水濡れはもちろん、多くのモデルは100メートル以上の防水性能を備えています。

このように、50年以上経っても使い続けることができるので、20年前のロレックスでも高く売ることができます。

希少なので需要が高い

20年前のロレックスは、現在では入手困難なモデルが多く、世界中のコレクターから高い需要があります。

ロレックスは品質を重視するため、大量生産を行わない方針を貫いており、人気モデルは購入できるまで数年に及ぶことも珍しくありません。

そのため、すでに廃盤になっている20年前のモデルは、さらに価値が上がっています。

たとえば、2000年代初頭に製造されたサブマリーナーなどの一部モデルは、当時の定価の3倍以上の価値がついています。

このように、20年前のロレックスは希少価値が高く、多くのファンから支持されているため、高価買取が実現しているのです。

現行モデルは定価が上がっているから

現行モデルは、この20年間で定価が大幅に上昇しており、それに伴って中古モデルの価格も上昇しています。

この価格上昇の背景には、原材料費の高騰や製造コストの増加、さらには世界的な高級時計への需要拡大があります。

具体例を見ると、サブマリーナーは2003年当時の定価が約50万円でしたが、現行モデルは120万円を超えています。

このような現行モデルの定価上昇により、20年前の中古モデルも相対的に価値が上がっています。

そのため、20年前に購入したロレックスでも、高価買取が期待できるのです。

ヴィンテージモデルとして価値がある

20年前のロレックスは、独特の魅力を持つヴィンテージモデルとして、高い価値を持っています。

文字盤の色合いが時間とともに変化する「トロピカルダイヤル」や、ケースやブレスレットに刻まれた時を重ねた痕跡は、新品では得られない独特の風合いを生み出しています。

たとえば、サブマリーナーの旧モデルは、アルミベゼルや細めのブレスレットなど、現代では見られない仕様を持つことから、ヴィンテージ時計としての価値が高まっています。

このように、20年前のロレックスは、ヴィンテージモデルとして認識されており、それが高価買取につながっているのです。

高価買取が狙える20年前のロレックスのモデル一覧

高価買取が狙える20年前のロレックスのモデルは、以下の5つです。

高価買取が狙える20年前のロレックスのモデル
  • デイトナ 116520(2000年~2016年)
  • サブマリーナ 16610(1989年~2010年)
  • GMTマスター 16710(1990年~2007年)
  • エクスプローラーI 114270(2001年~2010年)
  • ミルガウス 116400(2007年~2015年)

それぞれのモデルについて、特徴と現在の買取相場を詳しく解説していきます。

デイトナ 116520

デイトナ 116520
項目内容
搭載機能クロノグラフ、タキメーター
ムーブメント自社開発Cal.4130(72時間パワーリザーブ)
防水性能100メートル
現在の買取価格290万円前後

デイトナは、20年前のロレックスの中で最も高価買取が期待できるモデルです。

2000年に発売されたRef.116520は、当時80万円程度だった定価が、現在では200万円以上で取引されています。

特に2000年代初頭のモデルは、現行モデルの価格上昇に伴い、さらなる価値の向上が期待できます。

サブマリーナ 16610

項目内容
搭載機能デイト表示、逆回転防止ベゼル
ムーブメント自動巻き Cal.3135、パワーリザーブ約48時間
防水性能300メートル
現在の買取価格125万円前後

ロレックスのサブマリーナ16610は、20年以上前の製造にもかかわらず、現在でも高い人気を誇り、買取相場は上昇傾向にあります。

その理由は、現行モデルの価格高騰と品薄状態により、旧モデルへの需要が増加しているからです。

また、高く売るには、付属品一式(箱、保証書、説明書、予備コマ)を保管しておくことが重要です。

特に保証書の有無は時計の価値を大きく左右するため、必ず保管しておきましょう。

GMTマスター 16710

GMTマスター II 16710
項目内容
搭載機能デイト表示、24時間表示回転ベゼル、GMT機能
ムーブメント自動巻き Cal.3185/3186、パワーリザーブ約48時間
防水性能100メートル
現在の買取価格145万円前後

1990年から2007年まで製造された16710は、ベゼルカラーが赤黒、赤青(ペプシ)、黒の3種類あり、特に赤青ベゼルの人気が高いです。

また、Z番やM番の一部モデルには、耐磁性に優れたCal.3186ムーブメントが搭載されており、これらは通常の1.5倍程度の買取価格になることもあります。

さらに、新型GMTマスターの発売により、旧モデルである16710の価値も上昇しています。

エクスプローラーI 114270

項目内容
搭載機能3針表示
ムーブメント自動巻き Cal.3130、パワーリザーブ約48時間
防水性能100メートル
現在の買取価格73万円前後

2001年から2010年まで製造された114270は、Cal.3130ムーブメントを搭載し、耐久性とメンテナンス性が大幅に向上しています。

36mmの小ぶりなケースサイズと、シンプルな3針表示は、幅広い年齢層から支持を集めています。

特に2009年頃(V番)には、3・6・9のインデックスに白いラインのない「ブラックアウト」という希少なバリエーションが存在し、これらは通常の1.2倍程度の買取価格になることもあります。

ミルガウス 116400

ミルガウス 116400
項目内容
搭載機能3針表示、耐磁性能(1000ガウス)
ムーブメント自動巻き Cal.3131、パワーリザーブ約48時間
防水性能100メートル
現在の買取価格130万円前後

2007年から2015年まで製造された116400は、1000ガウスの耐磁性能を持つ特殊なモデルです。

特徴的なオレンジ色の稲妻秒針とホワイトまたはブラックの文字盤デザインは、スポーティーでありながら上品な雰囲気を醸し出しています。

2023年のモデルチェンジにより、旧モデルである116400の価値は上昇傾向にあります。

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古いロレックスを高く売るコツ

古いロレックスを高く売るためのコツは、以下の3つです。

  • 基本的なクリーニングをする
  • 円安時期を狙う
  • オーバーホールは控える

それぞれのポイントについて、詳しく解説していきます。

基本的なクリーニングをする

ロレックスを買取に出す前に基本的なクリーニングをするようにしましょう。

クリーニングの手順
  1. 乾拭き: 柔らかいマイクロファイバー布で全体の汚れを落とします
  2. 水拭き :リューズをしっかり締めて、固く絞った布で拭きます
  3. ブレス洗浄: 中性洗剤を薄めた水で柔らかい歯ブラシを使い優しく洗います
  4. 仕上げ :清潔な布で水分を完全に拭き取ります

クリーニングを行うことで、査定時の印象が良くなり、買取価格が10%程度上がることもあります。

ただし、過度なクリーニングは逆効果になる可能性があるため、基本的な汚れ落とし程度にとどめることをおすすめします。

円安時期を狙う

古いロレックスを売るなら、円安の時期を狙うことが高価買取のポイントとなります。

円安になると、海外ブランドであるロレックスの価値が上がり、中古市場での需要が高まるためです。

これは、新品の定価が割高になることで、中古品を検討する購入者が増えるからです。

まず、為替レートをチェックして、円安傾向が強まっているタイミングを見計らいます。

また、新モデルの発売時期や現行モデルの生産中止情報なども確認しておくと、より高値で売れる可能性が高まります。

現在は、円安が続いているので、このタイミングで売却することで高価買取を狙うことができます。

オーバーホールは控える

古いロレックスを売るときは、売却前にオーバーホールを控えることをおすすめします。

オーバーホールには4万円~8万円もの費用がかかりますが、買取価格は1万円程度のUPにとどまることが多いためです。

これは、買取店が業者価格でメンテナンスできるため、個人がオーバーホールにかけた費用ほどは評価されないからです。

したがって、古いロレックスを高く売るためには、オーバーホールをせずに、付属品を揃えて複数の買取店で査定を受けることをおすすめします。

20年前のロレックスに関するよくある質問

ロレックスの寿命はどのくらいですか?

ロレックスの寿命は、メンテナンスをしっかり行えば50年以上使うことができます。

しかし、定期的にオーバーホールをしなくてはいけません。

オーバーホールとは、時計を分解して部品を洗浄し、可動部分にオイルを差す作業のことです。

この作業により、部品の劣化を防ぎ、時計の精度と防水性能を保つことができます。

なぜロレックスは昔より高くなったのですか?

ロレックスの価格は、20年前と比べて大幅に上昇しています。

主な理由は以下の通りです。

  • コロナ禍による工場の停止
  • 金の価格上昇
  • 製造コストの増加
  • ロレックスへの需要の急増
  • 世界的な物価上昇

このように、ロレックスの価格改定は、世界的な経済状況や需給バランスの変化によるものであり、今後もこの傾向は続くと予想されています。

20年前のデイトナの価格はいくらでしたか?

20年前(2003年)のデイトナの定価は約80万円でした。

2000年代前半は円高が続いており、ロレックスの価格改定もほとんど行われていませんでした。

50年前のロレックスは現在いくらで取引されていますか?

50年前(1970年代)のロレックスは、現在では数百万円から1000万円以上の価格で取引されています。

1970年代のデイトナは現在、希少価値により1000万円を超える価格で取引されることもあります。

このように、50年前のロレックスは、時計としての価値だけでなく、アートとしての価値も加わり、当時の価格の数十倍もの価値を持つようになっています。

まとめ

20年前のロレックスの高価買取について解説しましたが、いかがでしたか?

20年前のロレックスは、現在でも高い価値を持ち、場合によっては購入時の価格を上回る買取価格が期待できます。

これは、ロレックスの品質の高さや希少性、現行モデルの価格上昇、ヴィンテージとしての魅力など、様々な要因によるものです。

特に注目すべきモデルとしては、デイトナ、サブマリーナ、GMTマスター、エクスプローラーI、ミルガウスなどがあります。これらのモデルは、それぞれ独自の特徴があり高い需要を持っています。

20年前のモデルが現在高値で取引されているように、今後も長期的な価値の上昇が期待できるでしょう。

執筆者情報

田崎 賢(たさき けん)
ブランド買取鑑定士

数万点にも及ぶブランド品売買の経験で得た知識から、ブランド品に関する旬な話題やお得な情報、購入時や売却時のポイントなどを発信しております。

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