「エルメスの偽物を見分けるポイントは?」
「エルメスの本物を購入するポイントは?」
上記のように、エルメスの真贋に悩む方は多いのではないでしょうか。
エルメスの偽物を見分けるポイントは、刻印、革の質感、ファスナー、縫製、金具の仕上げなど多岐にわたります。
本記事では、「エルメスの偽物の見分け方」や「偽物を購入しないためのポイント」について詳しく解説していきます。
エルメスの購入を検討している方は、ぜひ参考にしてください。
エルメスの偽物が多く出回っているので注意が必要
エルメスの偽物が多く出回っているので、購入の際には十分な注意が必要です。
エルメスは世界的に人気の高級ブランドですが、その人気ゆえに精巧な偽物も数多く存在しています。
特に近年では、「スーパーコピー」と呼ばれる高品質な偽物が増加しており、素人目では本物との区別が難しくなっています。
具体的な偽物の特徴としては、ブランドロゴの刻印の甘さや、ファスナー部分の不自然さ、革素材の質感の違いなどがあります。
また、エルメスの独自の縫製方法である「クウジュ・セリエ」が再現できていないことも、偽物を見分けるポイントとなります。
エルメスの偽物の見分け方

- 刻印(ブランドロゴ)
- 革の質感
- ファスナー
- 縫製
- 金具の仕上げ
- 保存袋
上記のポイントの偽物の見分け方について紹介します。
刻印(ブランドロゴ)
刻印に注目する理由は、エルメスの本物には製造年や製造したアトリエ、製造者を示す情報が含まれているからです。
例えば、「N5 A」という刻印があれば、「N5」が製造されたアトリエや製造者を、「A」が製造年を表しています。
- 刻印の位置を確認する (例: バーキンは正面左の内側ベルト付近)
- 刻印の形状が自然かチェックする
- 文字の均一性を確認する
- 不自然な曲がりがないか確認する
- 文字の大きさや間隔が均等かチェックする
- 刻印の深さや鮮明さを確認する
具体的な見分け方としては、刻印の位置や形、文字の均一性などに注目します。
バーキンの場合、正面から見て左の内側のベルト付近に刻印があります。また、刻印が不自然に曲がっていたり、文字が不均等だったりする場合は偽物の可能性が高いです。
ただし、注意が必要なのは、エルメスの製品は職人の手作業で作られているため、まれに刻印がない本物や、イレギュラーな場所に刻印がある本物も存在することです。
そのため、刻印だけでなく、全体的な品質や素材感なども合わせて判断することが大切です。
革の質感
エルメスの本物と偽物を見分ける際、革の質感は非常に重要なポイントです。
革の質感に注目する理由は、エルメスが使用する上質な革が持つ特徴を、偽物が完全に再現することが難しいからです。
本物の革は、なめらかで柔らかく、しっとりとした手触りがあります。また、使い込むほどに艶が出て、味わいが増していきます。
- 革に触れて、しなやかさと柔らかさを確認する
- 指で押して、わずかな凹みができるか確認する
- 革の感触が硬くごわごわしていないか確認する
- 革の質感が全体的に均一かチェックする
- 革の表面に自然な風合いがあるか確認する
- 微細な凹凸や毛穴の跡が自然に見られるか確認する
- 表面の特徴が不自然に均一または荒すぎないかチェックする
本物の革は、しなやかで柔らかい感触があり、指で押すとわずかに凹みます。
一方、偽物の革は硬く、ごわごわした感触があることが多いです。また、本物の革は均一な質感を持っていますが、偽物は部分的に質感が異なることがあります。
さらに、革の表面の細かい特徴にも注目しましょう。本物のエルメスの革は、自然な風合いがあり、微細な凹凸や毛穴の跡が見られます。
偽物の場合、これらの特徴が不自然に均一だったり、逆に荒すぎたりすることがあります。
ファスナー
エルメスの偽物を見分ける際、ファスナーは重要なポイントです。
- ファスナープルがファスナーと平行についているか確認する
- ファスナープルが真っ直ぐピンと伸びているか確認する
- ファスナーエンド部分が「H型」になっているか確認する(近年のバーキンの場合)
- ファスナーの開閉がスムーズかチェックする
- ファスナーの動きに引っかかりや違和感がないか確認する
本物のエルメスのファスナープルには「HERMES」の刻印があり、ファスナーと平行になるようについています。
また、ファスナープルは重力に負けてだらりと垂れ下がることなく、ピンと伸びています。
次に、ファスナーエンド部分を確認します。近年のバーキンでは、ファスナーエンド部分が「H型」になっているものが多くあります。
この「H」はエルメスの頭文字を表しており、本物の特徴の一つです。
縫製
縫製に注目する理由は、エルメスが独自の縫製技術「クウジュ・セリエ」を用いているからです。
この技術は、パーツごとに手縫いとミシン縫いを使い分ける特殊な方法で、偽物ではなかなか再現できません。
- 縫い目の間隔が均一かチェックする
- 糸の張り具合が一定か確認する
- ステッチの角度が一定に保たれているか確認する
- 縫い目の間隔に不均一な部分がないか確認する
- 糸の張り具合にムラがないかチェックする
- 縫い目がしっかりと固定されているか確認する
- 縫製部分を軽く引っ張り、簡単にほつれないか確認する
具体的な見分け方としては、まず縫い目の均一性を確認します。本物のエルメスは、縫い目の間隔が均一で、糸の張り具合も一定です。また、ステッチの角度も一定に保たれています。
一方、偽物は縫い目の間隔が不均一だったり、糸の張り具合にムラがあったりすることが多いです。
さらに、本物のエルメスは、縫い目がしっかりと固定されており、引っ張っても簡単にほつれることはありません。
偽物の場合、縫製が甘く、少し力を加えただけでほつれてしまうことがあります。
金具の仕上げ
本物のエルメスの金具は、高品質な仕上げが施されています。この仕上げの質は、偽物との大きな違いとなるため、注目すべき点です。
本物の金具は、均一で滑らかな表面を持ち、光沢があります。一方、偽物の金具は、表面が粗かったり、光沢にムラがあったりすることが多いです。
- 金具の表面に傷や凹みがないか確認する
- 金具の仕上げが均一かチェックする
- 光の当たり方による自然な輝きがあるか確認する
- 金具の表面に小さな傷や凹みがないかチェックする
- 不自然な光沢がないか確認する
- 金具の色味が上品で深みがあるか確認する
- 金具の色味が安っぽく見えないかチェックする
- 経年変化による不自然な変色がないか確認する
本物のエルメスの金具は、傷や凹みがなく、均一な仕上げが施されています。また、光の当たり方によって自然な輝きを放ちます。
偽物の場合、表面に小さな傷や凹みが見られたり、不自然な光沢があったりすることがあります。
さらに、本物のエルメスの金具は、ゴールドやシルバーなど、それぞれの色味が上品で深みがあります。偽物の場合、色味が安っぽく見えたり、経年変化で変色しやすかったりすることがあります。
保存袋
エルメスの保存袋は、偽物を見分ける重要なポイントの一つです。
- 保存袋の色味が年代に応じているか確認する(イエロー、イエローベージュ、オレンジ、グレーベージュなど)
- イエローベージュとオレンジの保存袋が起毛素材かチェックする
- 保存袋の縫製が布の端までしっかりされているか確認する
- 縫い目の間隔が細かいかチェックする
- 保存袋のロゴがはっきりとした濃い茶色で印刷されているか確認する
- ロゴに歪みやかすれがないかチェックする
具体的な見分け方としては、まず保存袋の色味に注目します。本物のエルメスの保存袋は、年代によって色が異なり、イエロー、イエローベージュ、オレンジ、グレーベージュなどがあります。
また、素材も変化しており、イエローベージュとオレンジの保存袋は起毛素材が使用されています。
次に、保存袋の縫製をチェックします。本物の保存袋は、布の端までしっかりと縫われており、縫い目の間隔が細かくなっています。
また、少し引っ張ってもほつれることはありません。一方、偽物は縫い方が雑で、間隔が広かったり、簡単にほつれたりすることがあります。
さらに、保存袋のロゴにも注目しましょう。本物のロゴははっきりとした濃い茶色で印刷されていますが、偽物は歪んでいたり、かすれていたりすることがあります。
底鋲
エルメスの本物と偽物を見分ける場合、見落としがちなのが底鋲です。
- 底鋲を回しても外れないかチェックする
- 根本の立ち上がりが真っすぐかを確認する
- 面取り加工がされているかを確認
底鋲とは、バッグの底についている金具のことであり、地面との接触を防いで傷や汚れから守る他、つけることで安定感を向上させ、バッグの型くずれを防ぐ役割もあります。
エルメスで使用している底鋲は、きちんと面取り加工がされていて滑らかな触り心地であり、きれいな円柱のような形をしています。
また、職人がきちんと打ち込んで固定しているため、簡単には外れないほど耐久性が高いです。
偽物は、形が歪だったりネジ式で簡単に取れたりと、構造がチープです。
付属品
エルメス本体だけではなく、付属品にも注意をはらいましょう。
特に注意するべきなのが、カデナと呼ばれている南京錠です。
カデナは
- きちんと丁寧に研磨され、滑らかな手触りかを確認
- カデナと鍵のナンバーが一致しているかを確認
- カデナに刻印されている4桁の刻印に問題はないか
- 刻印がきちんと左右対称でズレがないか
カデナの特徴としては4桁の数字が刻印されています。
これはカデナの年式を表しており4桁の数字で製造年月がわかります。
もし、カデナの刻印で判別できる年数がバッグより新しいもの、あるいはあまりにもかけ離れているものの場合、偽物である可能性があります。
バッグ以外のエルメスの偽物の見分け方
エルメスはバッグ以外にも様々なアイテムがあり、中でもスカーフや時計は人気が高いです。
そのため、こちらもバッグと同じく大量に偽物が出回っており、本物と比べても遜色ない出来栄えのものが存在します。
ここでは、人気の高いスカーフ、時計、ブレスレット、財布の4種類の、本物と偽物の違いをご説明します。
スカーフの見分け方は縫い方を調べる
スカーフはバッグと異なり金具も刻印もないため、使用している素材や仕上がり、何より縫製が見分ける鍵となります。
- 手触りは滑らかで光沢があり、ザラつきを感じないか
- 部分的に色が薄かったり濃かったりとばらつきはないかを確認
- 色とスカーフの色は同じものが使われているか
- 縁の折り返しが裏から表に折り返されて縫われているか
エルメスのスカーフが他のスカーフと異なっているのは、縫製です。
従来のスカーフは縁の箇所は表から裏に折られて縫われているのに対し、エルメスのスカーフは裏から表に折られて縫われています。
プリントも、シルクスクリーン法という手法で制作されているため、仕上がりが均一できれいに仕上がっています。
時計の見分け方は文字盤と裏蓋を調べる
エルメスの時計を見分ける場合、文字盤、つまりダイヤルを確認するのが最もわかりやすいとされています。
他にも、裏蓋の刻印やブレスレットの仕上がりなど、チェックする箇所は多いです。
- 文字盤の数字に滲みはないか確認
- 数字の印字サイズのばらつきや斜めに印字されていないかを確認
- 裏蓋の刻印はしっかりと深く刻印されているかを確認
- ブレスレットの研磨は質感に違いはないか
文字盤や裏蓋の刻印・印字はもちろんですが、ブレスレットの仕上がりの確認も偽物を見分ける大きなポイントの一つになっています。
エルメスのブレスレットは専用の機械を用いて仕上げている一品であり、再現が難しい箇所の一つです。
エルメスのブレスレット「シェーヌダンクル」は刻印の正確さと種類を調べる
「錨の鎖」を意味するエルメスのシェーヌダンクルブレスレットはカップルにも大人気のブレスレットですがその分偽物も多く出回っています。
- 刻印にズレがないかを確認
- 刻印の年代を確認
- 質感を確認
シェーヌダンクルはデザインもシンプルな分見分ける箇所も限られており、主に刻印を調べることになります。
粗雑なコピー品は刻印にズレがあったり、刻印されている情報が不完全だったりと、見分けがつきやすいですが、精巧なものは見分けがつかないことが多いので、できるだけ信頼できるところから購入することをおすすめします。
エルメスの財布「ベアン」は縫製と刻印を調べる
エルメスの人気アイテムである財布のベアンは、基本的にバッグとチェック箇所は同じです。
- ロゴはくっきりと印字されているか
- 金具の仕上げが均一か
- 革の表面に自然な風合いがあるか
- 縫い目は丁寧か
ベアンはエルメスの中でも人気が高く、偽物も大量に出回っています。
そのため、見分け方も確立されており、偽物の特徴もわかりやすいです
しかし、その分スーパーコピーは本物と遜色なく、素人目では判別が難しいです。
よって、購入時は信頼できるところから購入するようにしましょう。
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エルメスの偽物にはランクがある
エルメスの偽物にはランクがあり、その品質や精巧さによって分類されています。
ランク | 特徴 | 素材の質 |
---|---|---|
N級品 | もっとも高品質で本物との見分けが難しい | 高級な革を使用 |
SS級品 | N級品に次ぐ高品質な偽物 | 高品質な素材を使用 |
S級品 | 一般的な高品質偽物 | 一般的な素材 |
A級品 | 比較的見分けやすい偽物 | 安価な素材 |
B級品 | 低品質な偽物 | 安価な素材 |
これらのランクは、使用される素材の質、縫製の精度、ロゴや刻印の再現度などによって決まります。
たとえば、N級品は本物に近い高級な革を使用し、縫製も丁寧で、ロゴや刻印もほぼ完璧に再現されています。
一方、B級品は安価な素材を使用し、縫製も粗雑で、ロゴや刻印の再現度も低いです。
このようなランク分けがあるため、偽物を購入してしまうリスクは以前よりも高くなっています。
とくにN級品やSS級品は、素人目では本物との区別が難しいため、注意が必要です。
偽物を購入しないためのポイント

偽物を購入しないためのポイントは以下です。
- 正規販売店での購入
- 査定士が在籍している店で購入
- 安すぎる場合は購入しない
- フリマアプリやオークションサイトなどは避ける
それぞれのポイントについて紹介します。
正規販売店での購入

エルメスの偽物を購入しないためには、正規販売店での購入が最も確実な方法です。
正規販売店を利用する理由は、確実に本物のエルメス製品を入手できるからです。エルメスの公式サイトや百貨店の直営店、正規代理店では、偽物が混入するリスクがほぼゼロです。
具体的には、エルメスジャパンのウェブサイトに掲載されている店舗リストを参考にしましょう。
例えば、銀座や表参道の旗艦店、伊勢丹新宿店や日本橋三越本店などの百貨店内の直営店が挙げられます。
これらの店舗では、専門知識を持つスタッフが対応し、製品の品質や真贋について安心して相談できます。
査定士が在籍している店で購入

エルメスの偽物を購入しないためには、査定士が在籍している信頼できる店舗で購入することをおすすめします。
その理由は、専門知識を持つ査定士が商品の真贋を厳密に見極めているからです。
エルメスの偽物は年々精巧になっており、素人目では判断が難しくなっています。しかし、経験豊富な査定士であれば、細部まで確認し、本物かどうかを正確に判断できます。
- 大手のブランド買取店
- 古物商の資格を持つリユースショップ
具体的には、大手のブランド買取店や古物商の資格を持つリユースショップなどがおすすめです。
例えば、このような店舗では、エルメスに精通した査定士が在籍しており、偽物を見抜く目を持っています。
これらの店舗では、入荷した商品を専門家が厳しくチェックしているため、偽物が混入するリスクが極めて低くなっています。
安すぎる場合は購入しない

エルメスの偽物を購入しないためには、安すぎる価格の商品には注意が必要です。
具体例を挙げると、新品のバーキンバッグは通常100万円以上するのに対し、数十万円で販売されているケースがあります。
また、中古品でも、市場価格の半額以下で出品されている商品には要注意です。このような価格設定は、偽物や盗品である可能性が高いです。
近年では高額な偽物も出回っているため、価格だけでなく、販売元の信頼性や商品の状態なども総合的に判断する必要があります。
フリマアプリやオークションサイトなどは避ける

フリマアプリやオークションサイトでの購入は避けるべきです。
フリマアプリやオークションサイトでは、個人間取引が主流であり、偽物が出回るリスクが高いからです。
正規店や信頼できる中古ブランド店とは異なり、出品者の身元確認や商品の真贋鑑定が十分に行われていないことが多いです。
具体例として、メルカリやヤフオクなどでは、エルメスの偽物が本物と同じような価格で出品されているケースがあります。
2021年度のフリマアプリに関する相談件数は2012年度の54倍近くに増加しており、偽物排除が追いついていないことがうかがえます。
また、偽物のレシートやシリアルナンバーを付けて販売するなど、巧妙な手口も増えています。
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偽物かわからない場合は買取店に依頼しよう
エルメス製品が偽物かどうか判断がつかない場合は、信頼できる買取店に依頼することをおすすめします。
買取店に依頼する理由は、専門知識を持つ鑑定士が在籍しているからです。経験豊富な鑑定士であれば、細部まで確認し、本物かどうかを正確に判断できます。
例えば、ブランドアドレでは、エルメスに精通した鑑定士が在籍しており、無料で真贋鑑定を行っています。
これらの店舗では、刻印や革の質感、縫製などの細かい部分まで専門的な目線でチェックしてくれます。
このように、エルメスの真贋判断に迷った場合は、信頼できる買取店に依頼することで、専門家の意見を聞くことができます。
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エルメスの偽物に関するよくある質問
エルメスの偽物に関するよくある質問は、以下の通りです。
- エルメスの本物であることを証明する方法はありますか?
- エルメスの製品に刻印がない場合、必ず偽物なのでしょうか?
- エルメスの偽物を購入・所持することの法的リスクはありますか?
それぞれの質問に回答していきます。
エルメスの本物であることを証明する方法はありますか?
はい、エルメスの本物であることを証明する方法はいくつかあります。
最も確実な方法は、エルメスの正規店や公認修理店で鑑定してもらうことです。
エルメスのスタッフが製品を詳細に調べ、本物かどうかを判断します。
この方法が最も信頼できる理由は、エルメス社公認のスタッフが直接製品を確認するからです。
彼らは最新の偽造品の情報も把握しており、細部まで正確に判断できます。
エルメスの製品に刻印がない場合、必ず偽物なのでしょうか?
いいえ、エルメスの製品に刻印がない場合でも、必ずしも偽物とは限りません。
エルメスの製品には通常刻印がありますが、稀に刻印のない本物も存在します。
これは、エルメスの製品が職人の手作業で作られているため、まれに刻印が打たれていない場合があるからです。
- 製造過程での人為的ミス
- 特別注文品や限定品
- ヴィンテージ品で刻印が消えてしまった場合
ただし、刻印がないことは偽物である可能性も高めるため、注意が必要です。
刻印以外の要素、例えば革の質感、縫製の精度、金具の品質なども総合的に判断することが重要です。
エルメスの偽物を購入・所持することの法的リスクはありますか?
はい、エルメスの偽物を購入・所持することには法的リスクがあります。
2021年の法改正により、個人使用目的であっても偽ブランド品の輸入が禁止されました。
具体的には、以下のようなリスクがあります。
- 海外から個人輸入した偽物は、税関で発見された場合に没収されます。
- 故意に偽物を購入・所持した場合、商標法違反で10年以下の懲役または1000万円以下の罰金が科される可能性があります。
- 偽物と知りながら転売すると、より重い罰則の対象となります。
ただし、知らずに購入してしまった場合は、直ちに罰則の対象とはなりませんが、没収のリスクは残ります。
エルメスの偽物の購入・所持には重大な法的リスクがあるため、正規品の購入をおすすめします。
まとめ
今回は、エルメスの本物と偽物を見分けるポイントや購入時の注意点について詳しく解説しました。
刻印、革の質感、ファスナー、縫製、金具の仕上げ、保存袋など、様々な観点から偽物を見分けることが大切です。
また、偽物のランク分けや購入時のリスク、法的問題についても触れています。
エルメス製品を購入する際は、正規販売店や信頼できる中古ブランド店を利用し、安すぎる商品や個人間取引には十分注意しましょう。
また、判断に迷う場合は、専門家による鑑定を受けることをおすすめします。エルメスは高級ブランドであり、偽物を購入してしまうと経済的損失だけでなく、法的リスクも伴います。
この記事で紹介した見分け方や注意点を参考に、慎重に商品を選び、本物のエルメス製品を購入するようにしましょう。