オーデマピゲの偽物の見分け方は?見分けるポイントを細かく解説

「オーデマピゲの偽物の見分け方は?」

「本物と偽物の違いはどこにあるのか?」

オーデマピゲの偽物は年々巧妙になっており、特にN級と呼ばれる偽物は本物と見分けがつきにくいほど精巧に作られています

本記事では、「オーデマピゲの偽物の見分け方」や「オーデマピゲの偽物を買わないための注意点」について詳しく解説します。

オーデマピゲの購入を検討されている方は、偽物を買わないためにも、ぜひ参考にしてください。

目次

近年オーデマピゲの偽物が増えてきている

オーデマピゲの偽物は、近年ますます巧妙になってきており、見分けることが難しくなっています。

特にN級と呼ばれる偽物は本物と見分けがつきにくいほど精巧に作られており、一般の購入者が判別することは難しいです。

また、近年はインターネット上での取引が増えており、実物を確認できないまま偽物を購入してしまうリスクも高まっています。

このような状況から、オーデマピゲを購入する際には、必ず正規販売店を利用することをおすすめします。

もし中古品を検討する場合は、信頼できる専門店で購入するようにしましょう。

オーデマピゲを安く購入するなら
ブランドアドレがおすすめ!

安く購入するならこちらから

オーデマピゲの買取はこちらから

オーデマピゲの偽物の見分け方

オーデマピゲの偽物を見分ける方法は以下の通りです。

スクロールできます
項目本物偽物
シリアルナンバーケースバックに「F」から始まる固有の番号が刻印刻印が浅かったり文字間隔が不均一
重量感の違い高級素材を使用しているため重みがある軽量素材が多く使用されている
針の仕上げ精巧に仕上げられている針の表面が粗かったり、夜光塗料にむらがある
ムーブメント高精度で複雑な機能を備えている時間のずれや動きの不自然さが目立つ
保証書正確な情報が記載されている印刷が粗雑でデータベースで照合できない
高級感のある仕上げ質感やロゴ配置に粗さがある

それでは上記の見分け方について、解説していきます。

シリアルナンバー

シリアルナンバーは、オーデマピゲの真贋を見分ける重要な要素のひとつです。

製品ごとに固有の番号が刻印されており、その製造年や型番を特定できます。

本物のオーデマピゲには、ケースバックに「F」から始まる文字と数字の組み合わせが刻印されています。

偽物の場合、シリアルナンバーの刻印が浅すぎたり、文字の間隔が不均一だったりすることが多いのです。

偽物のシリアルナンバーの特徴
  • 文字の間隔が不均一で、配置が歪んでいる
  • 正規のデータベースに登録されていない番号を使用している
  • 刻印の位置が本物と異なる
  • フォントの形状や大きさが本物と異なる
  • 長期使用で刻印が薄れやすい
  • 保証書やその他の書類に記載された番号と一致しない

また、正規品のシリアルナンバーはデータベースで管理されているため、販売店で確認することができます。

重量感の違い

偽物は安価な金属や合金を使用していることが多く、本物と比べると明らかに軽いのが特徴です。

偽物の特徴
  • 本物と比べて全体的に軽い
  • プラスチックのような軽い素材が使用されている
  • 手に取った際の高級感のある重みが感じられない

具体的には、本物のオーデマピゲは、ケースやブレスレットに316Lステンレススチールや18Kゴールドなどの高級素材を使用しており、手に取った際の重みがしっかりと感じられます。

それに対して偽物は、軽量の素材で作られていることが多く、持った瞬間に本物との違いを感じ取ることができます。

特に質の悪いコピー品では、プラスチックのような軽い素材が使われていることもあります。

針の仕上げ

偽物の場合、針の表面が粗く仕上げられていたり、中心部の留め具に雑な部分が見られたりします。

偽物の特徴
  • 針の表面が粗く、磨きが粗い
  • 中心部の留め具の仕上げが雑
  • 夜光塗料の塗布にむらやはみ出しがある
  • 針が歪んでいたり、角度が不自然
  • 針の厚みが本物と異なる
  • 夜光塗料の発光が弱い

また、夜光塗料も、はみ出していたり、むらがあったりすることが多いのです。さらに、針自体が鈍かったり、歪んでいたりするケースもあります。

ムーブメント

特に振動数や精度において、本物と偽物では大きな違いが現れます。

偽物の特徴
  • 時間の進みに大きなずれが生じる
  • 針の動きが不規則で滑らかでない
  • 複雑な機能(パーペチュアルカレンダーなど)が正確に作動しない
  • 振動音が大きく、雑な音がする
  • パワーリザーブが本来の時間より短い

偽物のムーブメントは安価な部品を使用していることが多く、時間の進みに大きなずれが生じたり、針の動きが不規則になったりします。

また、本物のオーデマピゲは複雑な機能を備えており、パーペチュアルカレンダー機能を搭載しながらも薄型設計を実現しています。

一方で、偽物はこのような複雑な機能を正確に再現することができません。

そのため、ムーブメントの精度や動きに不自然さを感じた場合は、偽物である可能性があります。

保証書

本物の保証書には、シリアルナンバーや購入日が正確に記載されており、オーデマピゲのデータベースで照合できます。

偽物の特徴
  • 10桁か16桁の保証番号が記載されていない
  • 印刷の文字が不自然に濃い
  • シリアルナンバーが時計本体と一致しない
  • 保証書の印刷がずれている
  • ホログラムシールが貼付されていない
  • 販売店の押印や署名が不自然
  • データベースで照合できない保証番号が記載されている

偽物の保証書には印刷の濃さに特徴があり、文章部分が濃すぎる傾向にあります。

また、表紙や文字が不自然に濃いのに対して、画像が薄いという特徴があります。

さらに、保証書が付属していないケースも多く見られます。

そのため、オーデマピゲを購入する際は、必ず保証書の有無を確認し、記載されている情報を入念に確認するようにしてください。

本物の箱は、高級感のあるマットな仕上げで作られており、木製の素材が使用されています。

しかし偽物には、以下のような特徴があります。

偽物の特徴
  • 塗装が濃すぎてベタ塗りのような印象
  • ケースのプッシュボタンが曲がっている
  • ブランド名の配置が中央からずれている
  • 木製素材の質感が安っぽい
  • クッション材の質感が劣る

このように、台座部分が沈み込んでいるなど、作りの粗さが目立ちます。

さらに、本物の箱では中央にブランド名が正確に配置されているのに対し、偽物では位置がずれていることもあります。

そのため、木製素材の質感や仕上げの具合、ブランドロゴの位置などを注意深く見ることで、偽物を見分けることができます。

ロイヤルオークの偽物の見分け方

ロイヤルオークの偽物を見分けるポイントは、ベゼルの構造、ケースとブレスレットの接続部、そしてタペストリー装飾の品質にあります。

これらの要素を細かく観察することで、本物と偽物の違いを見分けることができます。

それでは、それぞれのポイントについて詳しく解説していきます。

ベゼルの構造

本物のロイヤルオークのベゼルは、八角形の形状が非常に精密で、エッジの角度が完璧に作られています。

また、ベゼルを固定している8つのネジの配置も均一なのが特徴です。

一方、偽物は、ベゼルの八角形の形状が不正確で、角度にばらつきがあることが多いです。

また、ベゼルを固定しているネジの位置が不均一になっていたり、ネジ自体の品質が劣っていたりすることがあります。

さらに、偽物は、表面の仕上げが粗く、光の反射にむらがある場合が多いです。

このように、ベゼルの形状、ネジの配置、表面の仕上げを観察することで、偽物かどうかを見分けることができます。

ケースとブレスレットの接続部

本物のロイヤルオークのケースとブレスレットの接続部は、一体感があり、滑らかに作られているため、目で見ても触ってもその精密さが伝わってきます。

例えば、ねじ穴の形状一つをとっても、美しく整えられており、指で触れると引っかかりのないスムーズな感触があります。

一方で、偽物ではこうした精密さが欠けていることが多く、不自然な隙間やバリが目立ちます。

ねじ穴の仕上げも粗く、形が歪んでいる場合があります。

このようなバリは装着時に引っかかりを感じたり、場合によっては痛みを生じさせることさえあります。

こうした細部の違いは、見た目だけでなく、実際の使用感で確認することができます。

タペストリー装飾の品質

本物のタペストリー装飾は、熟練の職人が古いギヨシェマシンを使って一筋ずつ彫り込むことで、精巧な台形型の模様を生み出しています。

一方、偽物ではこの精密な彫刻技術が再現されておらず、模様が雑であったり、均一性に欠けることが多いです。

例えば、偽物のタペストリー模様は浅く、光の反射が鈍いため、平坦で魅力に欠ける印象があります。

したがって、タペストリー装飾の細部や光の反射具合を確認することで、偽物を見分けることができます。

オーデマピゲの偽物を買わないための注意点

知らぬうちに偽物を購入してしまっていたケースも少なくありません。

このような状況の中、オーデマピゲの購入を検討されている方に向けて、偽物を買わないための注意点を紹介します。

格安で販売されているものは購入しない

格安で販売されているものは購入しない

格安で販売されているオーデマピゲは、間違いなく偽物です。

なぜなら、本物のオーデマピゲは基本的に約300万円から1,000万円以上の価格帯で取引されているためです。

たとえば、以下のような価格で販売されているものは、偽物と判断するようにしましょう。

  • 数万円台の商品
  • 定価の半額以下で販売しているもの
  • オークションやフリマアプリでの大幅値引き品

本物のオーデマピゲは、その品質と希少性から、むしろ年々価値が上がる傾向にあります。

なので、格安で販売されているオーデマピゲは、偽物の可能性が高いので避けるようにしましょう。

海外のECショップでの購入は避ける

海外のECショップでの購入は避ける

海外のECショップでの購入は避けるべきです。

その理由は、海外のECショップでは偽物が紛れ込むリスクが非常に高いためです。

特に、インターネット上での取引では、商品の真贋を実物で確認することができないため、より一層の注意が必要となります。

以下のような悪質なケースが発生する可能性があります。

  • 正規品の写真を使って偽物を販売する手口
  • 並行輸入品と称して偽物を流通させるケース
  • 評価を偽装して商品を販売するショップ

したがって、海外のECショップでの購入は避け、必ず国内の正規販売店や信頼できる取扱店を利用することをおすすめします。

直営店や正規代理店で購入する

直営店や正規代理店で購入する

直営店や正規代理店であれば、確実に本物を手に入れることができます。

しかし、正規店では人気モデルは予約待ちが長く、購入までに5年以上かかることもあります。

なので、すぐに購入したい場合は、ブランド買取店で購入するのがおすすめです。

ブランド買取店には、専門の鑑定士が在籍しており、偽物を購入するリスクがなく、安心して購入することができます。

また、中古品も取り扱っているので、定価より安く変えることもあります。

したがって、オーデマピゲを購入する際は、必ず直営店、正規代理店、または信頼できる買取店を選びましょう。

オーデマピゲを安く購入するなら
ブランドアドレがおすすめ!

安く購入するならこちらから

オーデマピゲの買取はこちらから

オーデマピゲの偽物に関するよくある質問

オーデマピゲのシリアルナンバーはどこにありますか?

オーデマピゲのシリアルナンバーは、時計のケースの裏蓋に刻印されています。

年代によっては、裏蓋に2種類のケース番号が刻印されており、数字の前のアルファベットで大まかな製造年を知ることもできます。

オーデマピゲの型番はどのように調べられますか?

オーデマピゲの型番は、時計の裏蓋に刻印されており、以下の方法で確認できます。

最初の数字(例:15500):モデル番号
最初のアルファベット(例:ST):ケース素材
中央部(例:OO):ベゼルの装飾
数字部分(例:1220):ブレスレットの種類
次のアルファベット(例:ST):ブレスレットの素材
最後の数字(例:02):文字盤の色

2019年以降は、シリアルナンバーのアルファベットがランダム化されているため、製造年の特定が難しくなっています。

オーデマピゲの偽物はどのくらいの価格で出回っているの?

偽物の販売価格は2〜3万円程度から見かけることがあります。

一方で、本物のオーデマピゲは数百万円で取引されているため、あまりにも価格が安いものは偽物の可能性が極めて高いといえます。

偽物を購入してしまった際の対処法

偽物のオーデマピゲを購入してしまった場合、すぐに返品・返金の手続きを始めることが重要です。

フリマアプリなどの場合、受け取り評価前であれば返金対応がスムーズに行えます。

具体的な対処手順
  1. 商品の状態を写真で記録する
  2. 販売者へ連絡し、返品・返金を申し出る
  3. 販売者が応じない場合は、取引プラットフォームの運営会社へ連絡する
  4. クレジットカード決済の場合は、カード会社への支払い停止申請も検討する

まとめ

オーデマピゲの偽物は年々精巧になっており、見分けることが難しくなっています。

偽物の見分けるポイント
  • ケースバックの「F」から始まる固有番号の確認
  • 夜光塗料の均一性
  • 針の動きの滑らかさ
  • 保証書のホログラムシールの有無

確実に本物を購入するためには、正規販売店での購入が最も安全です。

中古品を検討する場合は、必ず信頼できる専門店を利用し、上記のポイントを細かくチェックすることが重要です。

執筆者情報

田崎 賢(たさき けん)
ブランド買取鑑定士

数万点にも及ぶブランド品売買の経験で得た知識から、ブランド品に関する旬な話題やお得な情報、購入時や売却時のポイントなどを発信しております。

目次