ロレックスは保証書なしでも買い取ってもらえる？ギャランティーカードの査定への影響を解説

「ロレックスの保証書をなくしてしまったけど、買い取りしてもらえるかな」
「保証書のないロレックスを、高く売るコツはあるかな」

ロレックスを持っているけれど保証書をなくしてしまって、買い取りをしてもらえるだろうかと悩んでいる方も多いのではないでしょうか。

ロレックスは保証書なしの状態でも買取可能です。

そこで、この記事では保証書をなくしてしまったロレックスの売却の可否について解説していきます。
また、なぜ保証書が重要になるのか、高く売却するコツについても解説しています。

ぜひ最後までお読みいただき、売却時の参考にしてください。

ロレックスは保証書なしでも買い取りが可能

結論を述べると、ロレックスは保証書がなくても買い取りが可能です。
また、箱やそのほかの付属品がなくても買い取りできます。

保証書がなければ買い取りできないというお店は少ないので、安心して業者に問い合わせてみましょう。

ロレックスは長く愛用できるブランド時計のため、保持期間が長い方も多くいるでしょう。
保持期間が長くなれば、保証書や付属品を失くしてしまう恐れも高まります。

保証書は「国際保証書」や「ギャランティカード」とも呼ばれ、時代により変化し現在までに4種類が発行されています。
購入者や購入日・型番・シリアルナンバーなどが記載されており、2006年以前は「紙タイプ」、2006年以降は「カードタイプ」となっています。

購入時期から保証書のタイプを確認して、探す際の参考にしてください。

そもそもロレックスの保証書（ギャランティーカード）とは？

ロレックスの保証書（ギャランティーカード）は、時計の正規品証明と5年間の保証を提供する重要な付属品です。

購入時期や場所によって発行方法が異なり、その取り扱いには注意が必要です。

ここでは、保証書の発行手順、発行期限などについて紹介していきます。

保証書が届くまでの手順

保証書が届くまでの手順は、購入時期や購入場所によって異なります。

しかし、現在（2020年3月以降）は、正規店でロレックスを購入した日に、店舗で保証書（ギャランティーカード）が即日発行されます。

また、並行輸入品の場合、購入時に保証書がすでに発行済みなので、時計と一緒に受け取れます。

ただし、保証書の購入日が実際より前の日付になっていることが多いので注意が必要です。

保証書発行までの期間

保証書（ギャランティーカード）が届くまでの期間は、通常2週間から1ヶ月程度です。

これは、2020年3月以前に正規店で購入した場合に限ります。2020年3月以降に購入した場合は、正規店で即日発行されるようになりました。

保証書（ギャランティーカード）は、ロレックスの正規品であることを証明し、購入後5年間の保証を受けるために必要な重要な書類です。

保証書発行の期限

ロレックスの保証書（ギャランティーカード）発行は、購入から5年以内に請求する必要があります。

保証書発行に期限が設けられている理由は、ロレックスが厳格な品質管理と不正防止を行っているためです。

期限が過ぎて発行できなくなると以下のようなデメリットがあります。

• 無料の保証修理を受けられなくなる（ロレックスの保証期間は購入日から5年間）
• 売却する際に保証書がないと買取価格が下がる可能性がある

ロレックスの保証書発行期限が過ぎると、無料の保証修理が受けられなくなり、買取価格にも影響が出る可能性があります。

そのため、購入後は速やかに保証書の発行手続きを行い、大切に保管することが重要です。

ロレックスの保証書は名前が記載されていないものもある

ロレックスの保証書（ギャランティーカード）には、名前が記載されていないものもあります。

2020年7月以降、日本の正規店で発行される新しい保証書では、購入者名や販売店名の欄がなくなりました。

また、並行輸入品の場合、保証書の購入者欄が空欄や記号で埋められていることがあります。

名前が記載されていない保証書でも、その有効性に影響はなく、記載済みの個人名を塗りつぶして使用しても問題ありません。

ただし、名前を削り取って消した場合は保証書が無効になるので注意が必要です。

ロレックスの買取に保証書はなぜ必要？

ロレックスの保証書は、正規店で時計を購入した際に発行される証明書です。
ではなぜ買い取りの際に、保証書が必要になるのでしょうか。

以下の理由から、保証書が必要な理由を考えていきます。

それぞれ詳しく説明していきます。

本物のロレックスである証明となる

保証書の大きな役割の1つは「本物の証明」となることです。
ロレックスの保証書は、正規店で購入した際に発行されます。

他にも5年間の保証期間があり、期間内の自然故障であれば修理や整備してくれるため、大事な役割を担っているのです。
保証書の発行は、購入時に受け取るハガキに必要事項の記入をして送ることで、自宅などに届けられます。
そのため送られてきたらすぐに保管しておかないと、紛失してしまう恐れが高くなるでしょう。

ロレックスの保証書を紛失した場合は、不正利用や保証書の改ざんを防ぐ観点から、再発行はできません。
大事な書類となりますので、保証書の保管は注意が必要となるのです。

保証書がない場合数万円ほど減額される可能性がある

ロレックスの査定価格は、保証書の有無で大きく値段が変わってきます。

なぜならロレックスを購入する方の多くは時計本体だけでなく、ブランド品として保証書や箱などの付属品もセットで購入したいと考えているからです。

お店側にとっても、保証書やその他の付属品が欠品しているものよりも、すべて揃っている商品の方が販売しやすくなります。

保証書や付属品がないことで、買い取りができなくなることはありませんが、買い取り金額の減額につながる恐れがあります。
減額は数千円から数万円の差が出る場合もあることを覚えておきましょう。

保証書なしのロレックスを高額で売却するコツ

保証書がないことで売却を諦めてしまう方もいるでしょう。
ですが、保証書がないロレックスでも高く売るコツがあります。

保証書がないロレックスを高く売るためには、以下の3つのポイントが重要です。

3つのポイントを押さえて、売却時の参考にしてください。

できるだけ購入からすぐに売却する

ロレックスを使用する機会がなくなったら、早めに売却することがおすすめです。
とくに新しいモデルやレアモデルなどは、高く売れる傾向があります。

ロレックスは、時計の種類によって、デザインや素材・機能性も異なります。
資産価値も高まっていることから中古市場でも高値で取引されているなど、高価な時計ブランドです。

以下のモデルは、すでに廃盤になり入手困難となっています。

• コスモグラフデイトナ レインボー Ref.116595RBOW
• オイスターパーペチュアル41 Ref.124300 ターコイズブルー
• コスモグラフ デイトナ Ref.116508 グリーン文字盤
• スカイドゥエラー Ref.326934 ブルー文字盤

発売から年数が経過していれば、たとえ使用頻度が少なくきれいな状態でも、古い型と判断されてしまいます。
タイミングを逃すと買い取り価格が下がってしまうので、使用していない時計は、できるだけ早く売却しましょう。

保証書以外の付属品は揃えて売却する

保証書以外の付属品も、買い取り時に必要となるので揃えておきましょう。

保証書以外の付属品は、以下のものがあります。

年数など時計が同じ状態の場合は、付属品によって査定額が変わっていきます。
同じ状態の時計の場合、付属品が揃っているかどうかで判断されてしまうのです。

そのため、保証書がなくても他の付属品を揃えておくことをおすすめします。

また、修理やオーバーホールをおこなった場合には証明書が発行されます。
証明書も合わせて保管し、売却時に提出しましょう。

ロレックスの買取実績が豊富な業者で売却する

保証書がないロレックスは、買い取り実績が豊富な業者を選びましょう。

業者がロレックスの買取をする際には、さまざまなチェックスキルが必要です。

買い取り実績がない業者に依頼する場合などは、保証書がないことで買い取りができなくなったり、買い取り額が大幅に安くなってしまったりする場合が多々あります。

そのうえロレックスは世界中で人気の高級時計ブランドのため、モデルや素材・年式などで買い取り相場が変動します。
買い取り実績のない業者では、相場を考慮せず買い取り金額を決定してしまう恐れもあるでしょう。

買い取り実績のある業者では専門のスタッフが在籍し積極的に買い取りをしてくれるので、安心して任せられます。

ロレックスの付属品は3点

ロレックスにはさまざまな付属品があり、それぞれ特徴があります。

ここからは、主な付属品として以下の3つの特徴を紹介していきます。

さっそく見ていきましょう。

保証書（ギャランティカード）

国際保証書は、正規店で新品を購入した場合に発行され、再発行はどのような理由でもできません。
保証書には、シリアルナンバーや型番などの本物である証明や保証期間が記載されています。

また、保証期間は2015年に2年から5年に延長されました。
保証期間が残っていれば、購入者にとって安心材料になるため、高額査定につながる大事な書類です。

ロレックスの保証書は4種類あり、時代により変化し記載内容や記載場所も変化しました。

主な特徴を下記の表にまとめましたので、参考にしてください。

年代	タイプ	カラー	記載事項
1980年～2006年	紙	白い紙	・シリアルナンバー・型番・国番号・購入者の氏名・購入日・購入店
2006年～2014年	カード	濃い緑	【表】・国番号・型番・シリアルナンバー・モデル名 【裏面】・購入者の氏名・購入日・購入店
2014年～2020年	カード	緑と白	【表】・型番・シリアルナンバー・ブレスや文字盤・国番号 【裏面】・購入者の氏名・購入日・購入店
2020年～	カード	緑	・型番・シリアルナンバー・購入日

ロレックスの保証書には、偽造ができないように特殊加工が施されています。

箱

ロレックスの箱には、外箱と内箱の2種類あります。

現在は緑色の内箱とベージュの外箱ですが、ロレックスの箱も時代によってさまざまな種類へ変化してきました。

箱についての特徴は以下です。

年代	色や柄の特徴	その他
～2000年	・クレーター柄・パール柄・世界地図とコンパス柄 ・クリスタル鉱石柄・コンピューター柄・花柄刺繍化粧箱など	・特定のモデルのみに使用される箱など柄が豊富
2000年～2005年	・外箱は岩とコケをイメージしたデザイン ・内側は深い緑で内側がウッド調	・時計を置く「Cリング型」と「まくら型」の2タイプある
2005年～2015年	・外箱は薄い緑で中央に王冠のマーク ・内箱は深みのある緑	・内側にポケットがあり保証書などの保管ができる・4サイズある
2016年～	・外箱はベージュ ・内箱は緑	・内部に開閉式ポケットがあり保証書などの保管が簡単 ・サイズはM、L、XLの3サイズ（2018年までSサイズもあり） ・XLサイズは価値が高く欠品時は価格の差が出る可能もあり

箱は柄や大きさ、モデル限定などによって査定額に差が出てきますので、大事に保管しておきましょう。

コマやタグ

ロレックスは、他にもコマやタグの付属品があります。
コマは、腕の長さに合わせて調整されているため、余っている場合があります。

現在の所有者には不要でも、次に購入する人が自分よりも腕が太い場合は必要な部品となるものです。

ロレックスはモデルにより素材が異なるため、部品の金額に差が出る場合もあるため大事に保管しておきましょう。

またタグの形状も変化しています。
タグは、ロレックスが独自の基準で定めた検査基準であるクロノメーターを通過したことの証明です。

2015年に保証期間が2年から5年に変更になり、赤いタグから緑のタグに変更されました。

付属品は買い取り店によって査定額が異なります。
付属品の有無でほとんど影響しない場合もあれば、査定額を上げる業者もあるため、査定の際は一緒に持っていきましょう。

また保管場所が異なり、ばらばらにならないようにまとめて保管しておくことも重要なポイントです。

ロレックスの保証書をなくした場合の対処法

ロレックスの保証書を紛失してしまった場合、再発行はできません。しかし、修理や売却をすることができるので安心してください。

ここでは、保証書をなくした場合の具体的な対処法について解説します。

ロレックスの保証書は再発行できない

ロレックスの保証書を紛失してしまった場合、残念ながら再発行はできません。

その理由は、ロレックスが不正利用や偽造を防ぐために、「1つの時計に対して1枚の保証書のみ」というルールを設けているからです。

ロレックスは世界的に人気が高いブランドであり、偽造品が出回るリスクが高いため、このような厳しい対策を取っています。

しかし、保証書がない場合でも正規店にて有料にて修理が可能なので安心してください。

なので、修理が必要になった場合は、正規店や信頼できる時計修理店に相談するようにしましょう。

また、売却を考えている場合は、保証書以外の付属品（箱や説明書など）をできるだけ揃えて査定に出すことで、減額を最小限に抑えられる可能性があります。

保証書がなくてもコツを把握して高額で売却しましょう

今回は、保証書がないロレックスでも買い取りが可能なのか、高額買い取りのコツについて解説していきました。

高額買取のコツは以下です。

保証書がなくてもロレックスの買い取りは可能です。
また、保証書以外の付属品が揃っていることで値段も変わりますので、必ず一式保管しておきましょう。

使用しなくなったロレックスは今回紹介したコツを参考にして、早めに売却しましょう。